大地の芸術祭は新潟県十日町市と津南町で開催される世界最大級の国際芸術祭です。
https://www.echigo-tsumari.jp/
3年に一度の本開催。
2024年はその年でそこで行われた演劇
「泣かないでよ、ルーキー」
【構成・演出】越智良江
【出演】越後妻有の子どもたち
https://www.echigo-tsumari.jp/event/e096_20241013
その演出にドローンを使った中継を起用していただきました。
中継は演劇後半の子ども達が外に出るシーン。
いつかは親元を離れるかもしれないけど、その時も力強く逞しく羽ばたいてほしい。
生まれ育った津南の景色は暖かく見守っている。そしていつでも立ち寄ってもいいんだよ。
自分はそんな風に受け取ったシーンでした。
システムプランニング
ドローンを使った中継の演出ということだったのですが、
・スクリーンに投影する映像はドローン中継の他にも何か予定があるのか
・具体的にどのシーンでのどんな演出なのか
・本当にドローンでの中継が必要なのか
など、まずは基本的な状況と全体構成を伺うことから始まりました。
イメージを伺い、今回はどんな形がよいのか(適しているのか)を詰めて共有していきます。
その中で必要な機材の仕様やスペック、見積りを確認して提案。そして実際に手配を進めます。
機材設営
今回の舞台はプロジェクターを使いスクリーンへ投影するスタイル。
テクニカルとして、投影する映像はドローンの中継映像だけではなくVTRも使用した演出を想定しているとのことで、映像切り替え用のスイッチャーを用意したシステムを提案いたしました。
※プロジェクターとスクリーンは演出さん手配。
ドローンの飛行に関して
ドローンのカメラワークはテスト飛行を含め、子ども達と動きを合わせるために一緒に練習する時間を確保し、接触等の危険がないように安全対策も含めた準備を重ねてきました。
飛行に関しては
国交相への登録済み機体を使用。
航空局飛行許可申請済み。
Webシステムより国交相へ飛行計画通報済み。
各関係機関調整済み。
ライブ中継を使うことで演劇演出に一味加わって、よりたくさんのことが伝わっていたら嬉しいです。